うつ病を患い休職中の人間がブログ立ち上げ

鬱病についての検索でたどり着いた方、こんにちは。

ここはうつ病にかかった私、Nezoが作ったブログです。
Nezoとは▽
数年前からうつ病になり、現在は仕事をおやすみして療養中の30代独身

このブログでは私自身の経験をふまえ、うつ病患者からの目線でうつ病についてのあれこれを記事として取り上げていきます。

このブログの取り扱い方説明書き

あなたがここまでたどり着いたということは、鬱病に対して感心をもってのことだと思います。
あなた自身、もしくは大切な人が鬱病に悩まされている場合、私の体験談を通して書いた記事が少しの解決策・改善案のヒントになれば幸いです。

ただあくまで、私が語る言葉はあくまでヒントの1つとして捉えていただきたい。うつ病というものは一概にこれが良いというものはなく、病気にかかってる本人が言うのだから絶対にそうなんだ!こうしなきゃいけない!など強迫観念にとらわれずに、広い目で見てもらいたいからですね。

広い目でのとらえ方

  • へー、うつ病になるってこんな感じなんだ
  • へー、こういう状態になる人もいるのか
  • へー、こんな対策してるんだ

こんな感じで、軽く情報を頭に置いてみて記事を読み進めると、うつ病に対してのアプローチ方法が増え、鬱病の理解・病気の改善などにより繋がりやすくなります。

なぜ鬱病に関するブログを始めたの?

鬱病を経験した私だから、経験談とかを綴れば他のうつ患者さんの役になるかも・・・との思いから。
私はただの経験者なだけで、精神科の先生でもないし専門的な知識もありません。なので「このブログでうつの症状が改善されました!」なんていうのを狙う訳ではなく、目指すとこは少しのヒントを提供すること。

ブログの目標

  • うつ患者目線の経験談
  • うつ患者の失敗談

鬱病の患者からの経験談


自分と似たようなストーリーを聞くと「そうそう!」となりますよね。人間は他者と共感をすることで安心感を得ることができるんです。

鬱病になると毎日が不安でいっぱいになります。同じような状況の人の経験談を見聞きすることで「自分と同じことを思ってる」と共感したり「自分はここまでひどくない」と少しホッとしたり。このブログの記事がうつ患者さんにとって安心できるものになりたいです。

鬱病の人間だからこその失敗談


人の世は常に経験者から学ぶ。私の失敗談が今うつで苦しんでる人の糧になれれば嬉しいです。

私自身が鬱病のどん底にいた時期に「何やっても上手くいかない」「手詰まり」「四面楚歌」と感じることが多々ありました。それは、「一人きりで抱え込む」という、うつになるとやりがちな行為の一つで、経験者から何も学ぶことをしなかったから。その時期の私はまさに誰にも相談せずに一人であーだこーだと考えていました。

しかし人間が一人で考えるのには限界があり、特に思考回路が停滞してしまう傾向にあるうつ病にかかっていては尚更改善のアイデアなどポンポンと浮かびません。その上うつ病はやる気の低下も著しくせっかく思いついた「こうしたら良くなるかも」というアイデアもすぐに実行に移すのは難しいですし、「これがダメなら、次はこれ!」と何度もトライする余裕もあるはずもなく。

だからこそ、私が鬱病に関して思った・体験した情報をブログの記事に詰め込めば、現在もうつ病で苦しんでいる方のお役にたてるんじゃないか、この情報を元にすれば鬱病の人の負担を減らすことができるのではないかと思い、記事にしています。うつ病を改善へと向ける小さな小さなきっかけになりたい。

鬱病が治る目処がたたないと不安になるから

一人でやみくもに解決策を探っていても上手くいかず、鬱病の「もう治らないかもしれない・一体いつ治るんだ」という先の見えない不安はしだいに膨れ上がっていき、最後には「ゴール(うつ病の克服)は存在しないのかも」と絶望してしまいます。

しかし他者の事例を参考にすれば、それをきっかけとして自身のスタートライン(鬱病の改善への道)までの距離がグッと縮まります。何をすれば、どこに向かえば良いのか全くわからなかった時と比べれば、目前にスタートがあり「治る見込みはあるのかもしれない」とわずかな可能性が見えてきます、スタートがあればゴールまでの道のりが少しイメージしやすくなるはずです。

この「改善へのきっかけ」を他の人間からもらうことは、うつ病患者さんにとってはとても大切。ゲームっぽい言い方をすればスタートダッシュの為の経験値がもらえる、みたいなことです。うつ病患者さんは通常よりもやる気の低下が起こって足取りが重くなり、ただの一歩を進むことでさえも難しいのですよ。「先の見えない暗闇」から「可能性のあるスタートライン」まで一気にワープできることが重要。

鬱病を克服するチャンスを増やしたい

気をつけていただきたいのが、私の言葉はうつ病患者さんを「改善の可能性がある道」まで連れて行くだけです。改善の道のりを進むのは患者さん自身なのです。

鬱病克服への大まかなプロセス▽

  1. 休養
  2. 改善への取り組み
  3. 取り組みの持続
  4. 社会復帰への慣らし
  5. 体力回復
  6. 鬱病の克服

となりますが、このプロセスを一人きりで駆け抜けるにはかなりの困難を極めます。

ソロでも克服できなくもないのですが、周りの補助があればより早い期間で鬱病を克服することができるので活用するにこしたことはないですよね。
それとこの、周りの補助は親族や友人などの人のことだけではなく、環境・物・情報などいろんなものをひっくるめて周りの補助となります。もちろん私のブログ記事も「有益かもしれない情報」として扱ってください。

鬱病になったら精神科・カウンセリングに行くべき?

このブログにたどり着いた人は鬱病に関心があってのことかと思います。もし自分・大切な人がうつ病かもしれないと悩んでいて病院に行くべきかどうか迷っている場合、気になるのは見極め方ですよね。

鬱病は人間の目で明らかに視覚的に捉えることができず、命の危険性が感じにくいです。どの程度で病院行きを決意すればいいのか、そもそもこれはうつ病の症状なのか分からない、などで多くの人は精神科・カウンセリングを受けるのを先延ばしにしがちです。

ハッキリと言いますが、少しでも迷ったら精神科・カウンセリングを受けることをオススメします。

鬱病は精神科の先生でも診断が難しいと言われ、素人判断は頼りになりません、迷ったらゴーです。どうしようかと迷うことで、すでに普段の生活とは違うことを少なからず感じ取っている=違いを感じ取れなかった時より、鬱病にかかってる可能性はあると予想できます。
しかし思い立ったら即行動はちょっと焦りすぎかな。現代はインターネットなる便利なものがあるので、そこでひとまず情報を漁ってみましょう。

インターネットで調べると良いもの

  • オンラインでできる簡易テストなどを受ける
  • 鬱病チェック表などで自分の状態を調べる
  • 自宅から通える精神科の病院・カウンセリングを探す
  • グーグルで「うつ病とは」を検索する
  • グーグルで「うつ病 兆候」を検索する

自分が納得いくまで情報を集めて、それでも病院に行こうかと迷う気持ちがあれば病院に行くのも良し。
反対に鬱病のことを調べてたら自分は大丈夫・思い違いだったと思った方も要注意。ほんの少しでも私生活に違和感がなければ、まず「鬱病について」を検索しなかったはず。追加でうつ病の予防・鬱病にならない為の対策なども調べておけば安心感がより高まりますよ。

私の場合は、グーグルで検索上位にでてくるページを数サイト見て涙が止まらず、ベッドへ動く気力もなくその場で横になって泣きながら寝ました。今考えれば、鬱病の初期症状なんかはもう過ぎて、うつの闇にどっぷり浸かっていた時期だったのかと思います、要は行動が遅過ぎたのですね。

私が最初に迷ったら行った方がいい、と述べたのもそれが正しい答えなのではなく、私個人としては行く方をオススメするとしか言えません。なぜなら私は病院に行かない選択をして後悔をしたからです(正確には気づいた時にはもう病院に行けるほどの気力がなかった)

迷ったら病院に行くメリットのもう一つの理由としては、専門の先生にはっきりと診断をくだしてもらうことが重要だということ。病院に行かないでずっと「鬱かも」状態でいるのはあまり健康的とは言えませんよね。それなら病院に行ってズバッと診断してもらえれば、うつだったとしても、そうでなかった場合でも気持ちに区切りをつけ、対策をとるなどの次のステップへと進めるのではないでしょうか。

まとめ

私がこのブログを始めた理由のもう一つが、自分自身が鬱病で苦しんでいる時に、参考になる文献がネット上にありふれてなかった、からです。

というのも、私の私生活の状況が「一人暮らし・海外在住・親族は日本・独身・パートナーなし・友人数ガチで0」と、頼れる人物が近くにいなかったのです。既にグーグルで鬱病に関してを検索した方はお気づきかと思いますが、多くのサイトで鬱病を治すには周りの手助け・協力が必要不可欠です!と書かれてるのを見たでしょう・・・
どん底憂鬱なうつの症状から少し回復してきたあたりに、精神科の先生やカウンセラーとも数箇所で連絡を取ったのですが、言葉の壁や外国人の保険適用外などでお断りされてしまいました。

他人とコミュニケーションを積極的にせずにこの様な状況を作り出した自分が悪いのですが、自分は一人で生きていける!自分は強いから大丈夫だ!と本当に心から思っていたので、まさか自分が鬱病になるなんて・・・と、かなり凹みました。

それでも救いを求めて色々ググってみるものの、妻に支えられて・友人の応援があって鬱病を克服しましたーみたいのを見ると妬みがどんどん産まれてくる。

先ほども述べた様に、この人望のない生活を選んだのは自分、自業自得なのは重々承知。でもこの状況もうどうしようもないじゃん!!と、絶望しかなかったです。

結局、私は一人でいる環境を変えれず一人きりで鬱病と向き合いました。今もまだ精神的には不安定なものの少しずつ良い方向に向かっている気はします。

一人で鬱病に苦しんでいる方がいれば「ここにもいるぞ!」と伝えたい。

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