うつ病と整理整頓の関係性とは

どーも、こんにちは、Nezoです。

鬱病の人ってどんな部屋に住んでいるんでしょうか?という疑問がふと浮かびました。
なぜかというと、私の部屋の散らかり具合が鬱病にかかる前と後では結構な違いがあったからなんですね。

私は抑うつが酷いと比例するように部屋の状態も酷い有様に変貌していきます。
もともと整理整頓が下手で、面倒くさがりな私は部屋をあまり綺麗に保ない方ではありましたが、鬱病になってから思うと昔はまだまともなレベルだなって感じでした。

鬱病になってからの物の散乱具合に、これはダメだと思い日々の掃除と整理整頓を大事にするようになったのです。

部屋の汚れは心の汚れ

部屋が汚いと気分が落ちてきませんか?普通でだってそう思うのに鬱病になった時の落ち込みようは酷い。

屋が散らかっているとまず全てにおいてのやる気が低下する。例えば、リビングのテーブルに物が散乱して置いてあると、いざタブレットを持ってきて動画でも見ようかな、としても設置場所を確保するのに一手間がかかる。

しかもその手間を面倒だと感じ、もういいやと諦めて結局タブレットは使わず仕舞いになる、つまりしたいことが出来ない=ストレス。もしくはテーブルに置いてあるものをブルドーザーのごとく適当に寄せてタブレットを広げるエリアを確保する、そうするとその時はタブレットは置けたけど、やがて積み重なった物でテーブル上はもうごちゃごちゃ。

こうやって負の連鎖が続くと更に片付けにくい状態へと移行していく、ヤバイ時はテーブルからはみ出して転がった物が床に広がる。ウイルスのようにテーブルを中心として物が散らばっていきます、ホント止まらないの。

これは極端な例を作り上げただけで、私の部屋がこんなにとっ散らかっているというのは事実無根ですよ
綺麗に整理整頓されてはいないけど、せめてもうちょっとマシな部屋だったと思う、たぶん。

とにかく、使わないものが目の前にあったり、もういらないものが捨てずにずっとあったりなんて状況の部屋だと快適さが失われた空間になるのは当然。心をクリアにするには空間に心地よさを求めねばならぬのです。

病になると部屋の汚れもネガティブ思考に拍車をかける。ゴミが散乱しているのを見ると一緒にまじっている自分もゴミのような人間の気になるし、部屋も片付けれないなんてクズ確定、なんて自分を蔑む。

これが通常の状態だったら別になんでもない。でも抑うつ状態だとヤバイの。部屋が散らかってるだけで、ですよ?そんな大げさな・・・と思うでしょう?うつが酷いと些細なことがマジでぐっさぐさ刺さるんです。

食器の洗い物が溜まっていれば、頑張って食事したのにまだ、やらなきゃいけないことがあるなんてと泣きながら洗い物をする、まだ行動してるだけマシよね。

2、3日ベッドから起き上がれずに寝続けて、ようやく起き上がり踏み出した第一歩で床に落ちている物を足で踏みつけたら。せっかく晴れてきたその心の内をゲリラのごとく早々に曇らすのです。

そう、このように部屋が綺麗でないことにより、うつ患者は病状を更に悪化させる。

そんな小さな事で一々気落ちしていては堪らないと思う人もいるかもしれない、だが鬱病とは得てして心が脆く折れやすいものである。不安定な精神は決して当人の望んだものではない、だけどそこに常備されている環境にそのまま依存しているだけでは、うつ患者は普通に生活することすらできないのだ。

ゲームに例えると「死にゲー」みたいなものか。ああいうものはクリアした時の達成感が半端ない、鬱病もいつの日か全クリできると信じたい。今の私は再発している状態だから、倒したと思ったラスボスが実はラスボスではなく第2形態と更に凶暴になって目の前に現れた感じだ、しかもスーパードンキーコングのようにやったー倒したぁって喜ばせといて時間差で倒しにかかってくるやつ、あれビビった。

[死にゲー]
操作キャラが一度のミスですぐゲームオーバーになるので、何度も繰り返しトライしなければクリア出来ないゲーム

ただ毎日の時間が経過するだけの生活ならうつの人間だってできるが、生活とはそんな単純ではない、喜び、楽しみが繰り返しの日々に伴って人としての生活と言える。うつ患者がそれを得るには通常ではしない努力を惜しまない事、1日を過ごす空間に快適さを求める、極限に。

片付けれないのは鬱病だから?

は普段から部屋を綺麗にしようと心がけている、心がけてはいるのだが、やはりうつが酷くなると部屋が荒れる傾向になる。

体の状態が酷く、眠り続けるのなら部屋も荒れようがないのだが、そうではない場合は少なからずとも部屋での動きが何かしらあるゆえ、少しづつ物が散乱し始めてしまう。やれお菓子の小さな小包だとか、やれ携帯の充電器だとか、ひょいと小さなテーブルに置きっぱなしにしてしまう。

しかしこのテーブル、食事するのにもタブレットを使うのにもMacBookを使うのにも、何かにつけて使用頻度が高いのです。というか1日の大半をそのテーブルの前で過ごす。忘れていけないのだが、そういう時は抑うつ状態であるという事でつまりは体を動かすことが普段より難しいのだ。うつ患者は行動力がガリガリ削られているから、頭で行動しようと考えても「しかし動けない!」みたいなエラーが脳内に表示されてターンエンド、結局なにもできない。

の場合はいつもテーブルの前で体育座りをしてネガティブな事を考え込み丸1日そこから動かない。ムリムリ動けない後で捨てればいいよと思って、テーブルの上に置いたチョコレートの包み紙が、捨てられないまま数日そこにあり続けるのだ。さらに症状がひどいと数週間は部屋が片付けれないでいる、長時間を寝てばかりいるから部屋の汚染具合は広まらないんだけど、ダウンしたタイミングで部屋が汚いとそのまんまの状態で過ごすことになる。

チョコレートの小さな包み紙がうつ患者に大ダメージを与える場合は大いにある。ただの小さな包み紙がだ、数メートル先のゴミ箱に捨てればいいだけのものが何故こんな暗い気持ちにさせてくれるんだといつも思う。

小さな包み紙から紙くずとなり、「ゴミクズ」となる。ああ今ここにいる自分のことじゃないかと連想してしまうのである。紙モノは手でくしゃくしゃに潰せるのもイライラを加速させる要因だ。自分の体をくしゃくしゃにすり潰すよりはよっぽど良い方法ではあるが。しかしこのネガティブを根底から引き上げるきっかけが包み紙なのである。うつ患者はこの小さなきっかけの一つ一つを日々の暮らしから上手に取り除かなくてはならない。

うつ患者は片付けを後回しにしてはいけないよ、恐ろしい事態になるから。

最悪のケースになるとそこら中にゴミが散乱、血飛沫があれば汚れを元に虫が湧き、家に居ながらホームレスのように過ごす事になる。普通に暮らすことさえもできない酷いうつ症状を患った人間が一人で暮らしていると自然とそうなってしまうのだ、これは体験談ですよ。今は環境を変えた、職も変えたし引っ越しもした。あのお化け屋敷より気味の悪い部屋になるのは二度と御免こうむる、あんな生活ができるなんて人間ではない。うん、ゾンビだと思った。ゾンビって本当に存在するんだなって。
ちなみにNezoはネズミのゾンビから名付けてあったり

REMINDER : うつ患者が滅入る部屋の汚れ

  • テーブルに置いたゴミ
  • 溜まった洗い物
  • 部屋の隅にあるチリの塊
  • 床に落ちた髪の毛
  • 結露した窓

鬱病になったらやる片付け方法

落ち込んだ時の自分に負担をかけないようにする

通に生活してたのでは抑うつ状態になった時に片付けられなくなってしまう。そして一人暮らしだと代わりに片付けてくれる人もいない。自分で自分を労わるしかないので、それが上手くできないなら暮らしに何か一工夫を加えねばならない。影分身ができたらいいのにと思ったが、あれは本体の体力や精神を引用するからあれじゃぁダメか。

[影分身]
週刊少年ジャンプで連載されていた忍者が題材の長編漫画「Naruto」の主人公ナルトの得意忍術

工夫といっても大したものではない、ただ部屋を綺麗な状態に保てば良いのだ。抑うつは徐々にやってくる時もあれば、突然なってしまう時もある。いつ片付けられなくなっても良いようにしとけば一先ずは安心である。

機能性を重視したルームデザインに

けなくなった時のためにワンステップで片付けれる部屋のデザインにしておくことがアンサー。

ゴミが捨てられないのなら
小さな箱をよくゴミが発生する場所に置いて、一時ゴミ捨て場を作る。小箱もデザインが気にいるものを使うと効果が上がる、まるでゴミがそこにあると感じられないものが良い。ゴミがちらりとでも見えると途端に気分が失せるのでフタもあればなお良い。ただフタをして捨てる回数が減ったとかになったら意味がないので、そうなったらフタは諦めよう。

注意するべきは症状が良くなってきた時に中身を捨てること、途中で中身を見るとガクッと膝が折れるように絶望を感じてしまうのを防ぐためだ。

洗い物が片付けれない場合は
普段使っているカップや皿を使わないで紙コップなどの使い捨てれるものを使う。金銭面や環境面で考えるとあまり好ましい方法ではないが、しかしこれで洗い物は完璧になくすことができるのも事実。だけどやっぱり資源を使い捨て続けるってあんまり気持ちの良い暮らしではないので、よっぽど調子が悪い時だけに留めておこう。後ろめたいことをしないのも鬱の症状がよくなる要因のひとつだと思いますよ。

私の家はキッチンが、おままごと用なのかなと思えるほど恐ろしく小さいため、ただの一つのコップを洗うだけでもかなり大変なのだ。日本ではありえん、絶対料理する人のためのキッチンじゃないわ。通常でさえ大変と思える作業を抑うつ状態でやるのはかなり難易度が高めのクエスト。そのうえ気分が落ちている時でも、ちゃんとした食事は取らないが最低限の水分は取る、洗い物の気鬱も取り除ける紙コップは常備していると便利だ。あとやっぱりこれもデザインにこだわると気分向上のきっかけになるのでオススメしたい。見た目とかぱっと見で楽しい気分にさせる・楽しい思い出を思い出せるのって本当に重要なの。

床が掃除できない時は
自分がいつも過ごす場所から手の届く範囲にダイソンを待機させる。いや、ダイソンでなくても良いのだがとにかくコードレスの掃除機を側に置いておけばいつでも簡単に掃除ができる。あとコロコロでも良い。
それと、床に物は極力置かない。例えば、洗剤とかがよく入ってるスプレー容器。あれは壁のどこかに吊るして置くと掃除が楽。気が向いた時にサーっと掃除機を1回の動作でやってしまえるのがポイント。テーブルや椅子なども移動が簡単にできるくらい軽くて移動性のあるものだと掃除がはかどります。行動の回数を減らすことがうつ患者の課題です。

掃除のしやすい環境を整えておけば、抑うつの時に掃除できなくても、あぁいつでも綺麗にできるんだと安心感が出てくる。コロコロなんかは大して力を使わずに出来るし、転がしてると良くわからないが心が落ち着く。それと床はやはり髪の毛が一本でも落ちていると気になるので髪の毛を目立たなくする色の絨毯を敷いておくのも良い効果が得られる。結局のところ視界にさえ映らなければ落ち込むきっかけを少なくできるんですよ。

ポジティブ要素をインテリアとする

現状維持はできたとしても、そもそも抑うつ状態を改善しなくては何も変わらない。
一人暮らしのうつ患者ができる部屋づくりの工夫とは何か。

れるパートナーや友人はいない。そうなるともはや自分で自分を盛り上げることしかできないのである。部屋を汚さない手間暇も大事だが、気分を上々にさせる工夫も一人で暮らすうつ患者にはやはり外せないポイントだ。まずは、部屋のインテリアに「楽しさ」を追加するのです。

楽しい気分にしようとわざわざ自分のために部屋をアゲアゲの作りにするなんてアホみたい、自分を大切にできないうつ患者であれば馬鹿らしいと一蹴するかもしれない。

だけども一人暮らしをしている人だったら、部屋の中にいれば本当に独りきりで周りには誰もいない。

抑うつ状態で生きる気力がもう一雫も絞り出せなくなってしまって、そしてそんな時に縋る想いで部屋を見渡すとしよう。それでそこに励みになる物があるのと、ないのとでは半端なく違う。

その励みになる物は、例え過去の自分が仕込んだものであったとしても、精神が弱っている時に見るとボロボロ涙を流すほどの救いになったりする。

だから馬鹿らしいと思っても、これから教えることを試してみてほしい、私は鬱病になってからすぐには取り組めなかった。なんかこう、意識高いヤツみたいでかっこ悪いと思ってたから。

最初は必死すぎwww恥ずっwwwって思ってたんだけど、やってみたらすごい効いたの。

分を盛り上げれる部屋を作れと言われてもピンとこないだろうか。私は気分が下がった時に見る、とあるボックスを作ってベッドサイドに置いている。

思い出を飾る
雑貨ショップで買った蓋がガラスになっていて中身が見えるものだ、幅のある大きな額縁のような代物か。木枠でできた縁は白いペンキで塗られてヴィンテージ加工がなされている可愛らしい箱だ。そこに元気になれるものをわんさか詰めている、母からのメール文章や愛犬の写真、好きなキャラクターのキーホルダーなど好きなもの、思い出があるものをすぐに見れる場所に置いてある。思い出のあるものは今現在との比較で余計悲しくなる時もある、あの時は良かったのに今は・・・てなるけど、思い出に浸り涙を流すこともまたストレス解消にはなりえよう。うつ患者は感情を閉じ込めてはいけないよ。

自分の原動力と言えるものをまとめて詰め込んだ箱、そんな悪あがきで作った箱が後にボロボロに崩壊する予定の空虚な心に人間らしくやってた頃の自分を連れ戻してくれる。私はまだ人間なんだと感じるんです。

写真を飾る
家族の写真をちゃんとしたフレームに入れて壁に飾っておくのも良い手段だ。写真をそのまま紙ぺら一枚でその辺の棚に置くのはよくない、いつでも見えないじゃないか。頭がぼうっとしているに時でもゆらりと黒目を動かせば見えてくる、そういった風にすればきっと顔が上を向くはずだ。

鬱病になると俯いてばかりになるから上を向く行為は存外に大事なことである。うつ患者は本当に実際に頭をがっくりと落として項垂れているのだ。地面ばかり見ていては考えも下向きになるし周りを顧みない、何もかもが落ちる一方になってしまう。顔を上に向けよう、それに家族を思えば自然と自己愛も少しはでてくる。

元気になろうと頑張るのではなく、元気になれると安心するのが一番である。

REMINDER : 鬱病の私ができる心も綺麗になれる部屋作り

  • ゴミ入れの小箱を作る
  • 片付けに来てくれる友人を作る
  • 使い捨ての食器を使う
  • Uber Eatsを利用する
  • コロコロする
  • 元気のでるボックスを作る
  • 家族の写真を飾る

鬱病の人間は部屋が荒れれば心も荒れる。心のケアを重要視するのなれば心身の研鑽を図るのではなく、まず己が身の周りを見渡しそれを正し、その白き純粋を自身の心に反すべき。

べき。

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