コンビニエンスストア。そう、日本全国各地に店舗がありふれている超絶便利なお店。
昔はコンビニが大好きでしょっちゅう買い物に行ったものです。
特に私はスーパー夜型人間で、夜中にお腹が空いてお菓子を買いに行くことは日常茶飯事でありました。
今は海外に住んでおり、日本のようなコンビニはこの国になくて、めちゃくちゃ不便を感じています。
24時間営業ってすごいんだなって思いつつ、ローソンのからあげクンを懐かしんで安い冷凍ナゲット食べて過ごしてる日々です。
鬱病の人にとってコンビニはセーブポイント
コンビニの何が鬱病に良いのかというと、ちょいちょい外に出かける機会を与えてくれるからですね。
家にひき篭ったままですと、空気の重さや匂いに対しての嫌悪感が身体に纏わり付いてとても気持ちが悪くなります。えぇとても。
鬱病になって家にずっといるとこうなる
部屋の空気が淀んできたヤバイ、と思って窓を開けたとする。すると涼やかな空気が入って、それで少しは晴れた気持ちにもなりますが、外に行った時の開放感ほどの刺激はありません。
部屋の中を見渡せば同じ景色しか見えてこず、外界の動きが見て取れなくなり時間の感覚が鈍ることを助長させます。
時間を計ることが苦手な鬱病患者は暗い思考に歯止めが効かず、食事も出勤時間もすっぽ抜けて永遠と悩み続けます。
コンビニへの道のり
しかし鬱病患者は気分が落ちていると、フットワークが重くてなかなか行動に移せません。
どのように工夫をすれば、コンビニへの第一歩を踏み出せるのでしょうか。
私の場合はコンビニのお菓子が大好きなので、それを目当てに出かけます。
お菓子ではなくともコンビニの商品は種類が豊富なので何かお気に入りの物を見つけるとよいでしょう。しかし間違っても買いだめをしてはいけません、毎回買いに行くことに意義があるのです。
コンビニのポイントを貯めるのも良い手段。ポイントがあれば少しは外出意欲が高くなる為、外に出ようと思うきっかけになります。それにどこのコンビニであれ、ポイント制度は須くお買い得ですし貯めない理由はありません。ポイ活しましょ。
コンビニを心の休憩所と位置付けることが大事です。家の中で一日を過ごしてゆるりとしていたら、いつの間にか頭を抱えてぐったりしていた、ということはよくある事です。
心が疲れてきたなと感じればコンビニを連想できるように癖をつけるとよいです、疲れ切って体を動かせなくなる前に外出できます。そうだ、コンビニ行こう。て感じで。
コンビニの入店音を聞くと心底救われたと感じるでしょう、それほど鬱病患者にとってコンビニは重要拠点なのです。入店音の他に店でかかっている音楽にも安心します。
それにコンビニは基本的に窓が多く室内でも明るいので太陽光にも癒され効果が。太陽の光ってセロトニンとかそんなの関係なく兎に角じんわりとして暖かい気持ちになりますよね。そりゃ赤外線か。
そんなこと分かっているのに何故私はいつもカーテンを締め切って、ずっと部屋に閉じこもっているのか、私自身にもわかりません。元々ひきこもり気味な性格なのも関係してますけどね、でもやっぱり鬱病になってから全く外に出ようって気持ちがなくなってしまったのも事実。人間界に興味などないのだよ。
何をすれば心の健康を保てるのか理解しているのに行動できない、それが鬱病なのも分かっています。
だからこそ、鬱病の人はコンビニに行くだけの簡単な事でも、行動を起こせるように綿密な準備が必要です。
結局はコンビニじゃなくても良いのです、何か目指す場所であればそれで良い。
しかし日常生活で、よしっあそこ行こうと思えるのは私にとってコンビニであっただけなのです。自分にあったセーブポイントを探しましょう。