鬱病に一度なってしまった人が恐れるのは再発だと思います。この記事では只今絶賛再発中の私が再発の予兆、やっとけばよかったという予防対策を書いていきます。
私は鬱病になっただけの専門知識をもたない一般人です、うつの期間や加減、病状、解決策などは人それぞれ。あくまでこんな人もいるんだな程度でお読みください。
- うつ初期症状(半年間) ディープなうつ(1年間)
- ディープなうつからの回復期(10ヶ月程) 状態安定(半年間)
- 再発の兆候(3ヶ月程) 再発(現在3ヶ月目程)今ココ
鬱病を再発させないためには
鬱病が再発する原因は人によって様々です。
- サイクル的に抑うつの時期
- トラウマ発動
- 以前の生活スタイルについていけない
など理由は探せばもっとあります。
鬱病が見せる再発の兆候
何と言っても集中力が低下していると再発を疑ってかかって下さい。
これの恐ろしいのは当人が気づかないところです。
本人としては、いつも通りの仕事をいつも通りこなしていただけなのに出てくる出てくる小さいミス。
ケアレスミスなんて誰でも1日に2、3度はするものだよ、とはとてもフォローできないものすごい量のミスを発生させる。
その上、自分では心からちゃんとパーフェクトに仕事をこなしたと絶対的な自信があるのでミスを指摘された時のストレスが半端無い。
明らかに自分がやったミスだという証拠や痕跡があると本当にふしぎで頭が?でいっぱいになるんですよ。
そして失敗したことを引きずって更に失敗を繰り返す悪循環へと落ちます。
集中力の低下と同時くらいにネガティブ思考で頭を抱えていれば、再発の兆しはさらに近くに見えています。
尋常じゃないくらいヤバイ量のミスを叩き出して同僚に迷惑をかけた事で罪悪感、また再発してしまったのではと自分への無価値観。
そしてこのまま仕事を続けていても良いのかと不安感、同僚への猜疑心、とにかく暗いことばかり考える様になります。
集中力の低下は、雪だるま式にネガティブ思考を膨張させ、最終的には当人が再発に気づくぐらいに酷くなる場合もあるんです。
私は再発時、家に帰った後にご飯を食べるでもお風呂に入るでもなく、床に座ってぼーっと呆けたり泣いたりして、色々と考えてたら3、4時間経っていたりしました。というか今現在もそんな感じでつらいです。
そしてやがてこの集中力の低下とネガティブ思考のダブルパンチで体調に変化が現れ始めます。
特にハードな1日だった訳でもなかったのにやたらと体がけだるい、睡眠時間をきちんと取っているのにやたらと眠い。
体力はあるんだけど動かす気力がない、HPはあるし動かそうとするんだけどバグっててキャラの移動ができない感じ、でしょうか。脳が動こうと指示を出しても再現度のないエラーが出現して、バグフィックス不可能状態。
ゲームに例えたわけではなくて、本当にリアルにそんな感じになるんです。自身の思考が手順通りに働かないってすごい不思議なんですよね、うつになる前はこの感覚、全然理解できてなかったです。ガチで動けねぇ。
ものすごい眠気を感じるのは個人的なものかと思います、人によっては眠れなくなったりするようですし。
最近の私は過眠気味の時もあれば、全然眠れない時もあったりで生活習慣が安定しません。
まず周りの人が気づくことが多い
再発の兆候としてはよくあることは、仕事をしてると自分自身ではわからないのに同僚が気づく場合があることです。
悲しいですよね、当人としては何気ない仕事を普通にミスなくこなしてるつもりなのに、周りから気を使われつつフォローされるんですよ。
工場のライン作業のように、淡々とその人が今日できるタスクを流す感じで仕事をふる。
以前、同僚に「またミスってんじゃん、今日はなんか変じゃね」と言われたことがありまして。
その同僚はもしかしたら鬱病について理解があるのか、「変だよね」で終わらせず「だから今日はもう単純作業だけやっとけ、がんばって仕事しなくていい」と他の人よりもうつ患者に対するフォローが上手だなと感じました。
普通なら▽
- 気にしないで!と励ます
- ダメじゃん!と発破かける
- 大丈夫か?と心配する
- 私がやりますよ!と仕事を引き受ける
うつ患者は、励まされると絶望を感じ、発破かけられると絶望を感じ、心配されると絶望を感じ、仕事を受け渡してしまうと絶望を感じてしまいます。
先ほどの同僚の言葉が大正解と定義はできませんが、私はこう言ってもらって特に何も感じませんでした。
そうなんです、何も感じないのが一番マシなんです。だってこう言われて楽だ、と感じたらやっぱりそれも「鬱病だからって楽しようとしてる」と自分自身の評価を下げちゃいます。
なので、うつかなぁって人と仕事をする場合、大抵は気を使ってしまいがちですが、感情を出さず淡々とした態度で指示をだすと良いかもしれません、それで上手くいくかはわかりませんが少なくとも私は救われました。冷たすぎず、優しすぎず。
再発したと決めつけるのは早計
状態がとても不安定で全然なんともない元気な日が何日か続いたり、かと思ったら急にダウンしてしまったり。
気分の緩急に自分でもついていけないんです。
なぜこんな上昇下降が激しいのか、と悩んですでに数ヶ月経ちました。
再発の場合、鬱病の治る過程がローラーコースターのように上下のすごい振れ幅で揺れまくる!
鬱病は治りかけてる時に精神的に不安定になりやすく、急激な気分の変動が現れつつも状態は良好に向かっていってるんです。
一見してまた気分が落ちているのかなって思いがちですが、良くはなっているんですよ。
初めて鬱病になった時は徐々にゆっくりとダークサイドに落ちていきましたが再発の初期症状はアップダウンがある、私はそう感じました。
私の失敗は大丈夫だと思って病院に行かなかったことです。少しでもあれっ?と思ったら誰かに相談するか、カウンセリングに行くなどしましょう。
再発開始だったとしても再発防衛成功だったとしても専門家に見てもらうことで安心感を得られます、これはかなり重要です。